TOEIC #
試験で必要な能力 #
- 英語力
- 脳の処理能力(情報処理、短期記憶)
- 試験慣れ
脳の処理能力の理解 #
- 脳のエネルギー消費量
- 脳の重量は全体重の2%だが、エネルギーの消費量は全体の18%。
- 脳の入力速度の改善
- 速聴
- インターチェンジ効果
- 高速道路を降りた後、普段よりゆっくりに感じる現象。
- 速聴することで、試験本番で解像度高く聴きとれる。
- 再生速度が速すぎると英語固有の周波数が失われるため注意。
- 個人的には 1.1〜1.2倍速がオススメ。
- インターチェンジ効果
- 速聴
- 脳の短期記憶領域の拡大
- ワーキング・メモリー (Working Memory):認知心理学において、情報を一時的に保ちながら操作するための構造や過程を指す構成概念。作業記憶、作動記憶とも呼ばれる。
- Nバック・トレーニング(Dual N Back Training):脳のワーキング・メモリを拡大するための脳トレ。複数のスマホアプリあり。
- モヤモヤ・ノート:頭の中の考えをすべて吐き出してスッキリするためのノート。
- 脳の記憶の忘却曲線
- エビングハウスの忘却曲線
経過時間 記憶に残る割合 20分後 58% 1時間後 44% 9時間後 36% 1日 33% 2日 28% 6日後 25% 31日後 21% - 記憶した内容が定着するよう毎日学習を継続すること。
- エビングハウスの忘却曲線
- 脳の疲労回復
- マインドフルネス
- 米国企業等で取り入れられている瞑想法。ストレスの軽減、記憶力・集中力の向上等。
- 1日15分の瞑想の継続により、左海馬や側頭頭頂接合部において灰白質(かいはくしつ)の密度が増加。
- マインドフルネス
学習教材 #
- 公式問題集:最新5冊の別冊「解説・解答」のみを使用。
- 金のフレーズ:頻出度の高いフレーズと英単語を学べる書籍。
- スタディサプリ:英文法や英単語を学べるアプリ。
- Audipo:倍速再生が可能なスマホアプリ。最高は4倍速。
学習方法 #
公式問題集 #
- 最新5冊の10周精読
- 別冊「解説・解答」のみを使用。
- 解答や日本語訳を見ながら、英語を聞く時は英文を目で追いながら、繰り返し解くこと。
- 初めから解答を活用することで、脳のエネルギー消費量を最小化。
- テスト1回分の精読の目安は、1周目12時間、6周目3〜4時間で完了。
- Listening
- 事前準備
- 音がつながるところ、音が消える(弱まる)ところにシャープペンで下線を記入。
- 英語の文節の区切りにシャープペンでスラッシュを記入。
- 手順
- ①精読 ②音読 ③英文を読みながらシャドウイング ④英文を見ずにシャドウイング。
- Part 2 で聞き取りにくい箇所はディクテーション。
- 事前準備
- 本番想定の練習
- 各パートごとの目標時間を設定。
- 本番と同じシャープペンと消しゴムを使用。
- 本番と同じマークシートを使用。
- 事前に問題集のマークシートを多めにコピーして使用。
- 慣れることで本番当日のマークミスを防止。
- 終了後にミスした箇所の傾向を分析。
スタディサプリ #
- 文法
- カリスマ講師 関 正生(せき まさお) 先生の動画で基本文法を把握。
- 英単語・英熟語
- TEPPAN英単語を毎日実施。(1〜2秒で即答できるレベル)
- ミスした単語のみ自動抽出される仕組み。
金のフレーズ #
- 音声を毎日聴き、頻出のフレーズとセットで英単語を記憶。
道具 #
- ヘッドフォン
- SONY WH-1000XM4
- IPテストをオンラインでおこなう際に使用。
- ノイズキャンセリング機能は必須。(窓の外の救急車の音なども遮断。)
- マークシート用シャープペン
- マークシート用消しゴム
- アロマ
食品 #
- ブドウ糖:森永製菓 大粒ラムネ 41g(ブドウ糖90%配合)
- 消化にエネルギーを使わずに脳へ効果的にエネルギーを補給。
- カフェイン:MEJ C COFFEE
- 炭の香りがキャンプを思い出させてくれるコーヒー。
- 本番カフェインの効果が最大限発揮できるようカフェインは本番前のみ摂取。
公開テスト #
本番前 #
- 雑用はできるだけ前日に済ませること。
- 当日は極力 脳の判断力を使わないようにすること。
- 当日着る服も前日に用意すること。
- モヤモヤ・ノートにグチ・モヤモヤ・不安・気になることを全て書き出すこと。
- 脳内の瞬間記憶の作業領域を空ける=脳のワーキング・メモリーを開放。
- 腹5分目の空腹状態をキープ。
- 水、ナッツ、ラムネ(ブドウ糖)のみ。
- 消化で体内のエネルギーを使用しないようにすること。
- 一気に血糖値を上げないようラムネは徐々に口内で溶かして摂取。
一気に血糖値が上がると眠くなるため。
- 早めに受付を済ませ、解答用紙への事前の記入を済ませること。
- 試験35分前にトイレを済ませること。
- 試験30分前にヨーグルトを食べ、その後 コーヒー(カフェイン)を飲むこと。
- カフェインは摂取後20〜30分で効果が現れるため。
- カフェインが切れた時に集中力が一気に落ちるのを防ぐため予めヨーグルトを摂取。
- 直前までイヤフォン等で英語を聞き続けること。
- 精読済のもののみ聞き、聞き取れた自信のある状態でテストに入ること。
本番 #
- Part 2
- 目を閉じて聴くことで、視覚情報を遮断し音声のみに集中。
- 先頭に最大の注意を注いで聞く。(What・Who・Why・How・Will・Did・Are等)
- 設問が流れると同時に心の中でつぶやく(シャドウイングする)ことで、短期記憶に一瞬定着。
- Part 3 & 4
- ナレーターによる Part の説明の間に Part 3 後半のグラフと図形を見ておくこと。
- 開始前に 3つの設問を3〜4秒でスキャン。開始前に選択肢は読まない。
(脳の消費を避けるため) - Why she said “XXXX” というような問題の場合は Sheと"XXXX"の部分のみ読んで瞬間記憶に格納。
- 英語を聞きながら、相応しい選択肢を指で押さえること。
この時点ではマークシートに記入しない。(記入に意識がいくと聞き逃すため。) - 英語の読み上げが終わったら、指で押さえておいた選択肢を一気にマーク。
- ナレーターが設問を読んでいる間に、次の問題の設問のスキャンを開始。
- Part5
- 1問20秒以内。30問を10分以内で解くこと。
- まず選択肢をザッと見ること。
- 選択肢を読み、品詞問題だとわかる場合は穴埋めの前後のみ見て5秒以内に即答。
- Part6
- 大問を2分〜2分30秒、合計8〜10分以内に解くこと。
- 文章の穴埋めは後にまわすこと。
- Part7
- 各パッセージを読む前に該当する設問をザッと読むこと。
(設問を少し念頭に置いて長文を読む) - チャットや図表以外はパラグラフ・リーディングをすること。
- 各段落内の最初と最後の1文のみをバーっと読み、全体の構成と配置を把握。
- その後、必要に応じて設問で求められている箇所を深堀りして探し出すこと。
- 各パッセージを読む前に該当する設問をザッと読むこと。
本番後 #
- 本番終了直後に自己分析すること。
- 改善点の例
- イギリス英語
- 意図問題(問題文に suggest や imply 等を含むもの)
- 多義語、定型表現
- 前置詞・接続詞・接続副詞
IP テスト (オンラインの場合) #
概要 #
- Institutional Program Test の略。
- 企業、学校、塾等が主催する団体受験のこと。
- 特にコロナの時期は、自宅でオンラインで受験するケースがある。
事前のPC設定 #
- 大きめの外部モニターを接続しメインモニターに設定。
- IP Test の文字が小さく読む速度が落ちるため、大きめのモニターに表示。
- アプリの停止
- Docker
- Clipy
- Box (Mac の場合)
- メニューバーで Box アイコンをクリックし検索メニューを表示。
- または、キーボードショートカット (
Ctrl
+Option
+Cmd
+Space
)を使用。 - 歯車アイコンをクリックし
[終了]
をクリック。 - プロンプトに従い、開いているファイルを閉じ、終了に同意。
本番 #
- Listening / Reading 共通
- 公開テストとはパート分けが異なるため注意。
- 脳の休息時間
- 「Listening と Reading の間」「Reading UNIT ONE と Reading UNIT TWOの間」は
タイマーでカウントされないため、数十秒〜数分 目を閉じて脳をリフレッシュ可能。
- 「Listening と Reading の間」「Reading UNIT ONE と Reading UNIT TWOの間」は
- Reading
- 問題文の先読み
- 問題の表示後2秒程度で英語の音声が始まるため、問題文の先読みは不可。
- Part 3〜4 要素の問題では 問題表示後の2秒の間に 3つの設問を目でスキャン。
- パート分け
- UNIT ONE 23min, UNIT TWO 14min (2021年2月現在)
- UNIT TWO に進むと UNIT ONE の確認・修正は不可。
- UNIT ONE で時間が余った状態で UNIT TWO に進んだ場合も、UNIT ONE の余り時間は UNIT TWO に繰り越されないため注意。
- 問題文の先読み
その他 #
- 以下のような場合、できる限り試験前に試験官に伝え、より良い環境で臨めるようにすること。
- 試験会場の机がガタつく場合
- 冷暖房の直風がきつい場合
- 廊下でスタッフの方がビニールを片付ける音がうるさい場合
- 電車の音が Reading の妨げになるケースがあるため
受験票が届き次第、会場の周囲をマップで確認すること。